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乾燥BCG(生物学的応答調節剤)

商品名(製造・販売会社)

  • イムノブラダー(日本BCG)
  • イムシスト(日本化薬)

BCGはウシ型結核菌を弱毒化してつくったワクチンで結核予防に世界中で使用されてきました。このワクチン自体は抗がん効果はないものの、膀胱に炎症を引き起こしている免疫系を刺激し、その免疫系が膀胱がんに対する抗がん効果を生じるされています。
膀胱注入による治療が、表在性膀胱がんの初期治療の第1選択肢とみなされています。一般に再発リスクの高い患者に使用され、80〜90%でがん細胞が完全に消失するといわれています。

適応となるがん
表在性(粘膜内にとどまっている)膀胱がん

主な副作用
膀胱に対する刺激により、大部分の人に、頻尿や排尿痛、排尿困難、血尿などがみられます。そのほか、間質性肺炎やアナフィラキシー症状、萎縮性膀胱、ライター症候群、腎不全などが起こる可能性もあります。

使用上の注意点
結核の既往歴のある人やツベルクリン反応で要請が強く出た人は上記の副作用が長引くがあります。