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カルモフール(代謝拮抗剤)

商品名(製造・販売会社)

  • ミフロール(バイエル薬品)

フルオロウラシルのプロドラッグで、腸管から吸収されて徐々にフルオロウラシルに変換され、抗腫瘍効果を発揮します。同類薬のなかでは、効果の持続性に優れているといわれています。
肝臓の酵素に依存せず、加水分解によってフルオロウラシルに変わるのが特徴です。また、内服薬なので外来治療が可能です。

適応となるがん
胃がんや大腸がん、および乳がんに使用します。

主な副作用
食欲不振や吐き気・嘔吐、下痢、頻尿などが起こります。まれに激しい下痢や脱水症状をともなう腸炎、肝臓機能の障害、間質性肺炎を起こすおそれもあります。
また、めまいや手足のしびれ、言葉のもつれなどの神経症状をきたすことがあります。まれですが、意識障害やけいれんなどをともなう白質脳症のおそれもあるので注意が必要です。

使用上の注意点
本剤を服用中は、アルコール類やアルコールを含む食品を控えます。強い二日酔い症状が起こることがあります。また、ふらつき、口のもつれ、めまいが現れたときには、白質脳症で重篤化する恐れがありますので、すぐに薬の使用を中止します。