トレチノイン(分子標的薬)

商品名(製造・販売会社)

  • ベサノイド(中外製薬)

皮膚の若返り薬として広く使用されてきましたが、この物質は急性前骨髄球性白血病に対し、病気の原因となる分子に作用することによって白血病細胞を成熟させ、がん化を抑えることが明らかになり、抗がん剤として承認されました。

適応となるがん
急性前骨髄球製白血病の第一選択薬で、高い有効性を示します。

主な副作用
発熱や呼吸困難、胸水の貯留、間質性肺炎、低血圧などを起こすレチノイン酸症候群で、重篤な状態になることがあります。
一般的な副作用としては、皮膚や口腔内の乾燥、口内炎などが約半数の人にみられます。寒気、頭痛、抑うつ、便秘などが現れることもあります。

使用上の注意点
抗てんかん剤のフェニトインや止血剤トラネキサム酸、ビタミンA剤などは、相互作用によって重大な副作用を引き起こすことがあります。