ビンクリスチン(植物アルカロイド)

商品名(製造・販売会社)

  • オンコビン(日本化薬)

ニチニチソウという植物に含まれる成分から生まれた抗がん剤です。細胞分裂の際に、染色体を新しい細胞に移す役目をする微小管の働きを阻害することで、抗腫瘍効果を発揮します。
多剤との併用によりさまざまながん治療に用いられており、とくに小児がんでは、最もよく使用されている薬のひとつとなっています。

適応となるがん
急性白血病、慢性白血病の急性転化、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、神経膠腫。それに神経芽腫、ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫などの小児がん。

主な副作用
便秘を起こしやすく、ひどくなると腸閉塞を引き起こす場合があります。また、神経に障害を与えやすい特性があり、手足の指のしびれや皮膚の感覚異常、重い場合には筋まひや歩行困難などが起こり、治療を中止しなければならないこともあります。

使用上の注意点
抗てんかん剤のフェニトイン、抗腫瘍酵素製剤のL-アスパラギナーゼを併用すると、副作用が増強する恐れがあります。マイトマイシンCとの併用で、呼吸困難や気管支痙攣を発症しやすいとの報告があります。