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クラドリビン(代謝拮抗剤)

商品名(製造・販売会社)

  • ロイスタチン(ヤンセン・ファーマ)

ヘアリー細胞白血病に用いられるプリン代謝拮抗剤です。数日間の治療期間でペントスタチンとほぼ同等の効果を発揮し、大部分の人が寛解を得ることができるとされています。
ただし、ヘアリー細胞白血病にはいくつかのタイプがあり、欧米型と呼ばれる典型的な症例には高い効果を発揮しますが、それ以外のタイプでは、効果があるものの欧米型に比べると効果が落ちます。

適応となるがん
ヘアリー細胞白血病、低悪性度非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、濾胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫

主な副作用
骨髄抑制にともない発熱や日和見感染症を生じることがあります。ときに重症化し、肺炎や敗血症を発症するおそれもあります。ほかに吐き気・嘔吐、口内炎、発疹、下痢、体重減少、めまい、肝臓障害なども現れる場合があります。

使用上の注意点
腎臓や肝臓に障害のある人、感染症にかかっている人は、それらの病気が悪化したり、副作用が強まる恐れがあるので、事前に医師に伝えておきましょう。