※本ページは広告が含まれています※

アナストロゾール(ホルモン剤)

商品名(製造・販売会社)

  • アリミデックス(アストラゼネカ)

乳がん細胞の増殖にはエストロゲン(女性ホルモン)が深く関わっていますが、閉経した女性の場合、このホルモンはアロマターゼという酵素によってつくられます。アナストロゾールは、この酵素の生産を阻害するアロマターゼ阻害剤です。
乳がん治療薬として歴史のあるタモキシフェンを上回る効果があるとされています。現在、日本を含む世界100カ国以上で、閉経後の進行・再発乳がんの治療薬として承認されています。

適応となるがん
閉経後の乳がん

主な副作用
エストロゲンの低下による顔のほてりや頭痛、倦怠感などの更年期症状のほか、吐き気・嘔吐、脱毛が見られます。じんましんや呼吸困難、顔や手足の晴れなどの強いアレルギー症状(アナフィラキシー)が現れたり、膣から出血することもあります。
タモキシフェンとは異なり、骨を弱くして骨折を引き起こす頻度が高いとされています。

使用上の注意点
個人差があるものの、眠気や注意力の散漫、無力症などが起こることもあるので、車の運転などは避けたほうが安心です。