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エストラムスチン(ホルモン剤)

商品名(製造・販売会社)

  • エストラサイト(日本新薬)
  • ビアセチル(大正薬品、日本化薬)
  • プロエスタ(長生堂製薬、日本ケミファ)

女性ホルモンのエストロゲンと抗がん剤ナイトロジェン・マスタード(アルキル化剤)の2剤を結合させた抗がん剤です。がん細胞が分裂する際に重要な役割を持つ微小管のはたらきを阻害して、がん細胞を死滅させるとされています。

適応となるがん
前立腺がんの治療に用いられ、再発がんに対する効果が高いとされています。

主な副作用
乳房のふくらみと痛み、手足のむくみ、発疹、かゆみ、吐き気・嘔吐、腹痛、下痢、頭痛などが現れます。また、顔やのどの腫れ、呼吸困難の症状が現れたら血管浮腫の恐れがあります。
肝臓の機能が低下したり、脳梗塞や肺血栓などの血栓塞栓症のおそれもあります。

使用上の注意点
高血圧などに使われるアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬と併用すると血管浮腫になる可能性が高くなります。また、薬の効き目が弱くなりますので、服用1時間前〜服用2時間後の間は、牛乳や乳製品などカルシウムを多量に含む飲食物を控えます。カルシウムを含有する薬やサプリメントも同様です。