リュープロレリン(ホルモン剤)
商品名(製造・販売会社)
- リュープリン(武田薬品工業)
脳の視床下部から放出されるLH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)に似た化学構造を持つLH-RHアナログ剤で、LH-RHの働きを抑えて、性ホルモンの分泌を低下させます。長時間をかけてゆっくりと体内で放出され、主に前立腺がんの症状・進行の改善に用いられます。

適応となるがん
前立腺がん、閉経後の乳がん
主な副作用
多汗、ほてり、発疹、うつ状態、男性では排尿が困難になることがあります。骨や関節に痛みが生じたり、高カルシウム血症のおそれもあります。また、肝臓障害や間質性肺炎、一時的にがんが大きくなったり、痛みが憎悪したりすることもあります。
使用上の注意点
初回投与時に、一時的にホルモン分泌が盛んになり、骨に疼痛が生じることがあります。そのような場合はすぐに医師に報告してください。