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ノギテカン(植物アルカロイド)

商品名(製造・販売会社)

  • ハイカムチン(日本化薬、グラクソ・スミスクライン)

イリノテカンと同じく、植物アルカロイドに分類されるトポイソメラーゼ阻害剤です。海外ではトポテカンという名称が使われています。
イリノテカンがSN-38という物質に変換されてから抗腫瘍効果は発揮するのに対して、ノギテカンは代謝を経ずに抗腫瘍効果を発揮します。

適応となるがん
日本では小細胞肺がんの治療薬として認可されています。また卵巣がんに対する臨床研究が進行中です。子宮がんや神経芽腫にも効果があるとされています。

主な副作用
白血球、好中球、血小板ともに著しい減少が見られます(骨髄抑制)。下血、吐き気・嘔吐、発熱、倦怠感も生じます。しかし、イリノテカンなどのカンプトテシン系の特徴である下痢の発現と重傷度は軽減されたとされています。

使用上の注意点
骨髄抑制による感染症や出血傾向、貧血などに注意しましょう。38度以上の熱や排尿時の痛み、せきにも気をつける必要があります。